2月21日付の外食日報は

●近づく改正入管法施行 各社の意識は

外国人労働者を広く受け入れることを目的に、入国・出国者の公正な管理や外国人の在留の手続きに関する法律である入管法(入国管理及び難民認定法)が改正され、4月から施行される。外食も対象業種となることから、業界の懸案である人手不足の解消につながるものとして関心が高まっている。教育体制の強化など新たに取り組むべきことが増えるケースもあるが、現時点で外国人の活用を積極的に行ってノウハウを蓄積している企業にとっては、まずは人材不足解消という面でポジティブな環境が待っているといえそうだ。

●テン コーポレーション 夕食需要獲得を強化

ロイヤルグループのテン コーポレーションは、「天丼てんや」で夕食需要の取り込みを強化する。26日から「てんやのガッツリ晩ごはん」第2弾として、17時以降限定メニューの〈海老大江戸天丼と小(しょう)ラーメンセット〉990円(税込・以下同)を投入する。昨年10月に同企画第1弾として発売した〈天ぷら盛りだくさん定食〉990円とともに、夜にしっかりと食べたい利用客の需要獲得につなげる狙い。

●ゼンショーHD デリバリー対応店拡大へ

ゼンショーホールディングスは、「Uber Eats」のアプリを通じた商品のデリバリーサービス導入を進める。昨年6月から実験導入していた回転寿司「はま寿司」の3店舗に加えて、今月18日からは丼と京風うどんの「なか卯」2店舗で、20日からは「すき家」11店舗で導入を開始。同3業態では「今後、順次導入を拡大していく予定」(ゼンショーHD)だ。「すき家」をはじめとした導入店舗で検証を進めながら、「できれば(導入する)業態数も増やしていきたい」(同)としている。