2月15日号の日本外食新聞は

★外食産業を動かす人々
Bit代表取締役/オーナーシェフ秋山武士氏
燕三条に本店作り新潟の魅力発信へ
新潟のサンセバスチャン化を目指す

★トップ記事
海外進出体験者が語る シリーズ⑥
アークランドサービスHD・臼井健一郎社長
とんかつを「世界の日常食」に!!

 私の実家は自営業の瓦屋だったので、子供の頃から自分もいつか社長になろうと考えていた。大学卒業後、資金も人脈もない中で社長になる方法を色々と考え、代理店経営が社長になる近道の一つだと思い、広告代理店に入社した。
 その広告代理店時代に、大学生の頃から付き合ってきた女性と結婚したのだが、その相手がアークランドサービス社長の娘だった。社長になるにはこれが一番手っ取り早いと思い方向転換。それまで包丁も握ったことがなかったにもかかわらず、新潟にある妻の実家に行き、アークランドに入れてほしいとお願いした。
 入社後、楽な生活ができるかと期待していたところ、見事に裏切られ、実情はブラックを超えた漆黒の会社だった。今ではありえないことだが、当時は月間500時間働くのが当たり前だった。このまま社長になれるのかと不安になった時期もあったものの、いいメンバーに囲まれて、店長同士で夢を語り合いながらここまで来た。
 2015年、42才の時に会長に就任した。その時に企業人としての人生はこれで終わったのかとの想いを抱いたため、もう一度社長に戻るための方法を模索し翌年にホールディングス制に移行することで再び社長に戻った。
 改めて当社の説明をさせていただくと、新潟県を中心に「ムサシ」というホームセンターを運営している親会社のもと、1993年3月に設立した。ホームセンターの敷地内に、買い物客が食事や休憩できる場所が欲しいということで外食事業部を立ち上げたのがきっかけだった。当時はファミリーレストラン絶頂の時代だったが、新潟県にはまだファミリーレストランは少なかった。
 現在のアークランドサービス創業者で義理の父親である坂本勝司氏が、何社ものファミリーレストランにFC加盟を申し込んだところ、了承を得たのが、西洋フードシステムズ(当時)の「CASA」だった。「CASA」を約10店舗展開した後は、ドトール、サンマルクなどほかのFCにも加盟しながら、飲食店経営について勉強した。

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★オープン
・大衆酒場ひげとアフロ

★連載
・ソトスマ2月号
・かみツイート vol.21
・髙取宗茂の外食サムライ道 連載104
・印束義則の繁盛店実況中継 31②
 旨焼 まる好
・ヒット商品請負人が開陳する売れるPBのすべて 第21回