3月14日付の外食日報は

●ゆで太郎システム 「ゆで太郎」と「もつ次郎」の併設型が主力へ(上)

セルフそばチェーン「ゆで太郎」が主力のゆで太郎システム(東京・五反田、池田智昭社長)は、もつ煮込み定食店「もつ次郎」の展開を拡大する。「ゆで太郎」への併設によって店舗を増やし、売上高の底上げや新規利用客の獲得、店舗の運営効率などでプラス効果が見られる中、これまで中心としてきた郊外やロードサイド立地に加えて、都心部でも店舗を増やしていく方針だ。

●マスク着用、利用客は任意も従業員は継続が中心

新型コロナウイルスの感染防止策としてのマスク着用ルールが13日から緩和され、屋内・屋外問わず着用が個人の判断に委ねられた。一方で外食業界では、大手の動向として、従業員は基本的に着用する姿勢を崩していないところが大勢であることがわかった。一方で飛沫感染対策としてはアクリル板などのパーティションの撤去に動き出したところもある。コロナ対策の強度が緩和に向かう社会全体の動きに、感染対策に力を注いできた外食業界もある程度歩幅を合わせる傾向が出始めている。

●アトムがカフェに参入し「小さな森珈琲」立ち上げ

コロワイドグループのアトムが自社初のカフェ業態となる「小さな森珈琲」を開発し、13日に居酒屋「寧々家」からの業態転換により、新潟県・福島県・茨城県のそれぞれ郊外ロードサイド立地で3店舗を同時に立ち上げた。コロナ下で積極的に進めている、居酒屋を中心に需要が回復しきれていない業態をレストランなど食事業態に転換していく収益回復策の一環としてカフェに参入する。