12月26日付の外食日報は

●「いちご+α」のスイーツ提案による需要獲得に熱

ファミリーレストランを中心に、冬に需要が高まる「いちごのスイーツ」の提案が本格化している。旬の時期を迎えるいちごを使用したスイーツはこの時期の定番で、今シーズンは素材へのこだわりはもちろん、いちごに他の食材やスイーツを組み合わせたメニューの提案が目立つ。進化させたメニューにより、顧客満足度の向上をはじめ、集客や客単価アップといった経営上のプラス効果を期待して例年以上の需要獲得に臨む企業もみられる。

●11月の既存店は約84%の企業が増収

上場外食企業の22年11月既存店売上高がまとまった(集計対象56社・関連表は9面に掲載)。新型コロナの影響を踏まえて数値開示を休止中の企業を除く55社・業態のうち、約84%に当たる46社が増収とした。前月の10月はほとんど全ての52社が増収だった。また、11月は増収となった企業でも伸び率は10月実績と比べると低下しているところもあり、回復感は引き続き鈍った。

●BOTEJYUが海外展開強化へフィリピン企業と連携

大阪創業の老舗お好み焼専門店「ぼてぢゅう」をはじめとした飲食店を国内外で120店舗超展開するBOTEJYU Groupホールディングス(大阪・大阪、栗田英人社長)は、海外展開を強化する。このほど海外事業のメイン国であるフィリピンで現地のエンターテインメントメディア企業であるVIVA Communications Inc.(以下VIVAグループ)と、グローバル展開に関する基本合意を結んだ。