12月2日付の外食日報は

●王将FSはQSC向上を起点に収益増サイクル回す

「餃子の王将」の王将フードサービスは商品力強化などQSC(クオリティ・サービス・クレンリネス)向上への注力により、外部環境などに影響されず収益を伸ばしている。今期(23年3月期)の下期も徹底することで、業績成長を目指す。渡邊直人社長は現状から「『食べたくなる』と思ってもらえる基本的な価値を磨くことで、何が起ころうとも心配はないという確信を持っている」と自信を示した。

●「バーガーキング」22年出店数は35店舗見込みに

ビーケージャパンホールディングスは、ハンバーガーチェーン「バーガーキング」の積極出店を進めている。ブランドの売りである直火焼100%ビーフパティの味わいを全国に届けたいとの主旨で新規出店に力を入れており、11、12月には東京や大阪などで6店舗のオープンを予定(以下含め店舗数はすべて12月1日時点の見込み)。2022年の年間出店数は35店舗になり、同年末の店舗数は21年12月末時点の145店舗から29店舗純増の174店舗となる見通しだ。

●C&R社がシェフ独立開業支援へレストラン運営開始

クリエイティブ分野の人材派遣・制作会社であるクリーク・アンド・リバー社(C&R社/東京・新橋、井川幸広社長)が食分野のエージェンシー事業に本格参入する。関連の拠点としてこのほど新橋に創作イタリアンレストラン「Cassolo(カッソーロ)」を立ち上げた。自らの店を持つまでには至っていないシェフを育て、1年後に送り出すスキームで独立開業を支援する。