11月28日付の外食日報は

●安楽亭はコロナとの共存を前提にした店舗運営を

「焼肉レストラン 安楽亭」(以下、「安楽亭」)の安楽亭は、ウィズコロナ時代に即した店舗の在り方をより追求する。同社はコロナ感染の「第7波」の影響で7~8月の繁忙期が苦戦。今期(23年3月期)での営業損益の黒字転換は持ち越した。「外食の利用時間や人数は元に戻らず、変化は続く」(柳先社長)としたうえで、感染の波に影響される状況でも最大限の集客、収益化ができるようコロナとの共存を前提にした店舗運営に取り組む。

●ダイナック 新業態「ニューハノイ」はアジア各国料理を提供

ダイナックが29日にオープンする「Asian Night Market ニューハノイ」(神奈川・横浜)は、東南アジアのナイトマーケットや食堂を彷彿させる雰囲気の店内で、アジアの代表的な料理やローカルフードをお酒とともに気軽に楽しめるアジアン酒場として開発した新業態。「パブリック ビアハウス ティキティキ」として営業していた物件をリニューアルしてオープンする、144坪・185席の大型店舗となる。

●JF調査10月度 全体売上がコロナ前水準を上回る

日本フードサービス協会(JF)は会員社を対象とした22年10月度の外食産業市場動向調査をまとめた(関連表9面)。同調査による10月の全店ベース全業態合計の売上高は前年同月比114.8%(以下、特記なしは前年同月比)。客数は106.3%、客単価は108.0%だった。コロナ前(19年10月)比では売上高は105.5%で、業態によって差異はあるものの全体売上ではコロナ前を初めて上回った。