11月22日付の外食日報は

●コロワイドは変化する環境への順応、合理化を推進

焼肉「牛角」や回転寿司「かっぱ寿司」、レストラン「ステーキ宮」、定食「大戸屋ごはん処」などをグループで展開するコロワイドは今期(2023年3月期)、下期からの業績回復に注力する。上期はコスト高騰やコロナ下での消費者のライフスタイルの変化などにより苦戦を強いられたことから、22年11月8日に通期業績予想を下方修正。「外食需要は十分に回復しきっていないのが現状」(野尻公平社長)といい、変化する経営環境への対応や経営の合理化、戻りが期待されるインバウンド(訪日外国人旅行)需要の取り込みなどによって「しっかりと挽回していきたい」(野尻社長)と強調する。

●第一興商が卓上サーバー業態「あまつ」育成に力

カラオケルーム「ビッグエコー」運営のカラオケ最大手で飲食店運営も手掛ける第一興商が、ハイボールのセルフ飲み放題と町中華が売りの大衆食堂業態「あまつ」の育成に力を注いでいる。業態そのものの人気に加えてカラオケ事業とのシナジーも見込めている状況から、25日には東京・品川に4号店をオープンする。

●ファミリーレストランが冬向けサラダバーを提案

ステーキやハンバーグがメインのファミリーレストランが、サラダバーの提案に力を入れている。旬の食材や付加価値の高いご当地食材などを採り入れ、冬向けのラインナップへの切り替えを実施。集客のフックにもなるメニューとして、季節ごとの入れ替えによる新鮮な印象も訴求している。