11月18日付の外食日報は

●カッパCは品質と値ごろ感の訴求で売上獲得を強化

コロワイドグループで回転寿司チェーン「かっぱ寿司」を展開するカッパ・クリエイトは、業績回復を急ぐ。今期(2023年3月期)は上期の売上高が前年同期を上回ったものの、目標としていたコロナ前水準には届かないなど想定よりも回復が遅れ、原材料価格上昇などのコスト増要因もあったことから、11月8日に通期連結業績予想を下方修正。売上獲得策とコスト対策の一層の強化に力を注ぐ。

●カフェを中心に年始需要占う福袋商戦がスタート

カフェチェーンを主体に毎年恒例の行事となっている福袋の商戦が今年もスタートした。予約販売を始めたところが相次ぐほか、予約受付はまだ先だが情報を早期に解禁するところも出ており、各社の熱の入れ様がうかがえる。カフェではオリジナルで企画した限定デザインのバッグを主体にドリンクチケットをセットにしているといった形。購買後の来店をうながす仕組みもあるだけに、年始の集客にも貢献するイベントとして取り組みに熱がこもっている。

●JR西日本FSNが「からふね屋」ブランドのカレー店開発

カフェやレストランを展開するジェイアール西日本フードサービスネット(大阪・大阪、貴谷健史社長)は12月1日、大阪市のJR大阪駅桜橋口改札内中2階コンコースに、新業態のカレー店「からふね屋カレー店(正式店名では「カレー」は漢字)」を出店する。