10月14日付の外食日報は

●「サイゼリヤ」は価格でなく価値上げる

サイゼリヤは松谷秀治社長体制で1年目となる今期(23年8月期)、イタリアンレストランチェーン「サイゼリヤ」の既存店収益力の底上げへ、商品、店舗作業、組織の改革に着手する。商品面では消費者の支持を重視し、価格ではなく価値を上げる戦略をとる。松谷社長は「チェーンストアとしてはやはり安くて良いものを出さなくてはいけないという使命がある。本格的なチェーンストアに向かってここから動き出す」とした。

●「牡蠣メニュー」で秋の食事需要獲得強化へ

定食やファミリーレストラン、丼主体の専門店チェーンなどで、秋冬に関心が高まる牡蠣を使用したメニューの投入が相次いでいる。この時期に恒例で牡蠣フライ定食などを販売するチェーンも多く、取り扱う外食企業からは「季節物として楽しみにしている利用客も多い」「きのこやサツマイモなどと同様、秋を感じる食材として消費者に認知されているのではないか」などの声が聞かれる。こうした季節のニーズにも鑑み、各社で産地や調理法、提供方法などにこだわった牡蠣のメニュー拡充が進んでいる。

●松屋F、「松屋」一部店舗で休止していたみそ汁無料サービス再開

松屋フーズはこのほど、牛めし店「松屋」の北海道札幌市内の11店舗で試験的に休止していたみそ汁の無料サービスを再開した。