9月30日付の外食日報は

●丸千代山岡家は既存店好調維持でコスト増吸収へ

幹線道路沿いを中心に「ラーメン山岡家」を展開する丸千代山岡家は今期(23年1月期)の下期、既存店の強化に一層力を注ぐ。人材確保の強化を図っており、既存店の好調維持によってコスト負担増をこなして大幅な利益回復につなげる構えだ。

●「モス」「ロッテリア」がクリスマス向けチキン提案開始

10月から、モスフードサービスとロッテリアのファストフード(FF)2社がクリスマスシーズン向けフライドチキンの予約受付などを始める。昨年も同時期から提案を始めていた2社で、今年も早めの仕掛けによってクリスマスや年始といった家族など人の集まりが多い時期の需要獲得につなげる。

●8月も既存店売上高は9割の企業が前年比で増収

上場外食企業の22年8月既存店売上高がまとまった(集計対象56社・関連表は8面に掲載)。新型コロナの影響を踏まえて数値開示を休止中の企業を除く55社・業態のうち約9割の50社が増収だった。増収率が2ケタ以上のところが多いことも含めて前月と同じ構図で、引き続き前年と比べた回復基調が明確になっている。