9月22日付の外食日報は

●新春の店外飲食需要取り込みへおせち商戦スタート

2023年新春向けおせちの商戦が始まった。本番は冬だが小売業などとの競争も激しいなかで例年この時期から各社の提案が始まっている。近年はコロナ下での巣ごもり需要の高まりが追い風で、今年はコロナ影響は緩和も「店内需要の戻りはまだ弱く、テイクアウト強化としても引き続き力が入る」(レストランチェーン)との声もあり、前年以上の成果を目指す向きが目立つ。

●串カツ田中ホールディングスが多ブランド戦略本格化へ(下)

串カツ田中ホールディングス(串カツ田中HD)子会社のセカンドアローが22日にオープンする韓国料理業態「タレ焼肉と包み野菜の専門店 焼肉くるとん 代官山店」(以下「焼肉くるとん」)の看板商品は、韓国の焼肉料理の一つであるサムギョプサル。店名の「くるとん」は焼いた豚肉を野菜で包むサムギョプサルの食べ方(くるむ豚=くるむとん)に由来し、サンチュなど10種の野菜と「塩ゴマ油」などの3種のタレで楽しむ〈サムギョプサルセット〉1人前セット1408円(税込・以下同)などを提供する。

●第一興商が新業態「蛇口焼酎酒場 ぎん天」オープン

カラオケ店「ビッグエコー」や飲食店の運営を手がける第一興商は16日、東京・銀座のコリドー街に新業態の大衆酒場「蛇口焼酎酒場 ぎん天」をオープンした。天ぷらと、海苔で具材を巻いた「あてまき」をメインに、卓上に備え付けの蛇口から焼酎が飲み放題で楽しめる「蛇口焼酎」が売りのブランド。これまで卓上サーバーから利用客が好きなタイミングで注げるハイボールが売りの飲食店などは展開してきたが、「蛇口焼酎」の提供店舗は同社初。