9月15日付の外食日報は

●鳥貴族HDは「鳥貴族」再成長への取り組みにまい進

鳥貴族ホールディングスは今期(23年7月期)、主力業態である全品税込350円均一の焼鳥居酒屋「鳥貴族」の再成長を重点項目に掲げ、マーケティング活動や出店を進める。チキンバーガー店「TORIKI BURGER(トリキバーガー)」は収益力改善を図る。来年1月実施する焼鳥店「やきとり大吉」運営のダイキチシステムの子会社化(本紙14日付既報)はM&A(企業の合併・買収)効果最大化へ統合作業に注力する。

●GYRO HOLDINGS・根本寿一社長インタビュー②

GYRO HOLDINGSが目指すのは、外食に限らずテイクアウトやデリバリー、EC(インターネット通信販売)といった幅広いチャネルやアプローチによる「食」の提供。コロナ下でのテレワーク普及など消費者の生活様式が変化する中、中食・内食を含めた「ボーダーレスな『食』」(根本寿一社長)の提案、発信に力を入れ、店舗がない遠方で自社の製品・味が楽しめる環境もつくっていく考えだ。

●12月期 2/4期決算③ 増収赤字企業は3社に

外食関連上場企業の22年12月期第2四半期決算において、対象9社(国際財務報告基準採用企業と、連結決算への移行によって前年との比較がない企業は除く)中、経常利益ベースでは増収赤字となった企業が3社(ロイヤルホールディングス、フジオフードグループ本社、小僧寿し)と最も多くを占めた(本紙9月13日付参照)。「まん延防止等重点措置」解除から同年3月下旬以降は通常営業可能となり、売上環境が改善に向かった。しかし…