9月7日付の外食日報は

●「背徳グルメ」の訴求広がる

外食チェーンで、カロリーの高さなどから「背徳グルメ」などと呼ばれる、料理のボリュームやヤミツキになる味わいが特徴のメニューを提案する動きが広がっている。食欲の秋に合わせて新たに投入する企業もあるなど、近年はメニュー提案における切り口の一つとして、企業、一般消費者双方に認知が拡大している状況だ。

●「モスバーガー」が「月見」商戦に初参戦

モスフードサービスは「モスバーガー」で、ファストフード業界中心にこの時期活発な「月見」商戦に初参戦する。たまごを月に見立てたメニューを提案するもので、秋季限定フォカッチャメニューの新作として14日、オリジナルのたまごが特徴の〈月見フォカッチャ〉税込520円を発売する。販売促進へメタバース(3次元仮想空間)関連の取り組みにも挑戦し、「月見」プレイヤーとして後発ながら強力に訴求する。

●「オール黒毛和牛」にこだわった焼肉業態開発

鹿児島県を中心に黒毛和牛の生産・加工・販売を手がけるカミチクグループで外食事業を担うビースマイルプロジェクト(鹿児島・鹿児島、桑原豊社長)は11日、東京・門前仲町に新業態の焼肉店「黒毛和牛焼肉にくじろう」をオープンする。「薩摩 うしのくら」や「和牛粗挽きハンバーグ城内」など6業態28店舗(6日時点)の飲食店を運営する中、今回は「オール黒毛和牛にこだわったブランド」(同社)として開発した。