9月1日付の外食日報は

●居酒屋や専門店チェーンが「店外需要」にフォーカス

居酒屋や専門店などの外食チェーンが、デリバリーやテイクアウト需要獲得を睨んだ取り組みを進めている。自治体による時短営業要請や行動制限がない状況が続いているものの、7~8月にかけての新型コロナ感染者急増に伴うテレワーク回帰などの生活スタイルの変化もある状況から、メインのイートイン需要獲得とともに力を入れている。長引くコロナ下で「テイクアウトだけでなく、デリバリーも飲食店におけるひとつの需要として固定化されてきた」(大手外食チェーン担当者)との声もある中、売上高の底上げにおいて大きな成果を得ている企業も見られる。

●餅を使用したハンバーガーで「新鮮さ」提案

ファーストキッチンは9月8日からハンバーガーチェーン「ファーストキッチン(以下「FK」)で創業45周年企画をスタートする。同社が同7日に創業から45年になることを記念して創業業態で実施するもので、約1年をかけてこれまでの歴史を改めて伝える切り口や、新たなチャレンジとなる商品企画を相次ぎ講じていく方針。

●「カレーハウスCoCo壱番屋」がカスタマイズ提案強化

壱番屋は9月1日から、カレーチェーン「カレーハウスCoCo壱番屋」で集客につながってきている「カスタマイズの楽しさ」の提案を強化する。トッピングのラインナップを充実させ、新たに「ちょいトピ」カテゴリーとして括るもの。