8月22日付の外食日報は

●外食を直面するコスト増にどう立ち向かうのか

地政学リスクの高まりや円安進行などによる食材調達費の上昇をはじめ、物流費や水道光熱費の増加にも歯止めがかかっておらず、外食企業の経営を圧迫している。コスト増の影響がこのところ各社で相次ぐメニュー値上げにも表れており、売上の源泉となる集客そのものも脅かしかねないほどとなっている。コストをいかに減らすかという急務の課題にどう対応しているのか、大手の動向を探った。

●アレフが「Dishers」で〈チキンビリヤニ〉投入

ハンバーグレストラン「びっくりドンキー」が主力のアレフはこのほど、ハンバーグを中心としたメニューのカスタマイズが売りのファストカジュアル業態として関東で2店舗(東京・新宿と神奈川・江の島)を運営する「Dishers(ディッシャーズ)」で、世界各地の味を提案する「旅するシリーズ」の新メニューなどを投入した。

●「ファミレス」がコロナ前比で累計1000店減少へ

企業信用調査大手の帝国データバンク(TDB)はこのほど、「ファミレス」の閉店ペースが今後早まるとする見方を示した。緊急調査として実施した「ファミレス」運営主要16社を対象に実施した店舗展開動向調査によるもの。