8月5日付の外食日報は

●幸楽苑HDは「総合食品企業」への歩み継続

ラーメン店「幸楽苑」の幸楽苑ホールディングスは今期(23年3月期)、26年3月期に売上高は500億円、営業利益は50億円を目指す中期経営計画を引き続き強力に推し進める。新型コロナウイルスという外部要因が影響して前期までは計画に対して緩慢な推移もみられたが、改めてテイクアウト、デリバリーなど中食分野での存在感も高めるなど、イートイン中心の外食企業という立ち位置にとどまらない「総合食品企業」としての収益機会の拡大などに注力する。

●銀座ルノアールがスクラッチ製法のベーカリー拡大

「喫茶室ルノアール」や「ミヤマ珈琲」などの喫茶・カフェ業態を展開する銀座ルノアールは、ベーカリー業態の出店を進めている。10日には、粉から生地を仕込むスクラッチ製法が売りの「BAKERY HINATA(ベーカリーヒナタ)」の3号店となる「大和桜ヶ丘店」を神奈川県大和市にオープンする。「ベーカリーヒナタ」は主力の喫茶・カフェ業態と併行して育成しているブランドで、同社では4店舗目以降の出店についても検討していく構えだ。

●牛めし「松屋」が「うまトマハンバーグ」初のドーナツ型

松屋フーズは9日10時から牛めし・カレー・定食の「松屋」で、ハンバーグの真ん中に穴を空けたドーナツ型が特徴の〈たっぷりソースのうまトマハンバーグ〉(ごはん・みそ汁・サラダ付の定食で750円、ごはん・みそ汁付のライスセットで690円、価格は以下含め税込)を発売する。