8月4日付の外食日報は

●モバイルオーダー活用で利便性向上・売上増を

外食企業でモバイルオーダーの導入が進んでいる。事前に商品を注文・決済し、店頭での待ち時間がなく利用できる仕組みとして定食チェーンからカフェ、専門レストランまで幅広い業態で活用が広がる。利便性の高さだけでなく、コロナ下で人との接触や長時間の外出を気にする消費者の需要を捉えている面もあり、テイクアウトに加えてイートインの利用増にもつながるサービスとして導入し、成果を挙げているチェーンもある。

●「焼肉きんぐ」が特急レーン導入モデルを確立

物語コーポレーションはロードサイド立地を中心に展開するテーブルオーダー型食べ放題焼肉チェーン「焼肉きんぐ」でこのほど、テーブルまで料理を運ぶ特急レーンの導入モデルを確立した。都心型ビルイン店の2店舗目として9日に神奈川・川崎の駅近で立ち上げる、大型店「焼肉きんぐ 川崎駅東口店」が確立したモデルの1店舗目となる。既に多くの店舗で配膳ロボットを導入していることも含め、省力・省人化につながるDX(デジタルトランスフォーメーション)の取り組みに拍車がかかっている。

●「デニーズ」がライス10円のフェア対象メニュー変更

セブン&アイ・フードシステムズは、ファミリーレストラン「デニーズ」で開催している「夏のビーフフェア」の対象商品を11日から変更する。対象商品の売れ行きが「想定以上」(同社)となっていることから対象メニューを変更するもの。