7月12日付の外食日報は

●FFやカフェによるSA・PA内出店がじわり拡大

外食チェーンによる高速道路サービスエリア(SA)やパーキングエリア(PA)への出店がじわりと拡大している。ファストフード(FF)やカフェチェーンなどが展開立地の一つとして以前から出店を進めている中、新たに進出するチェーンもある。集客やブランド認知向上などが期待できる立地とし猛暑の外食シーン彩る辛味メニューて、既に進出しているチェーンでは各地で限定メニューも用意して需要を取り込むなどの工夫もみられる。

●猛暑の外食シーン彩る辛味メニュー

暑い日が続くことで辛味メニューの需要が盛り上がり、外食シーンをにぎわせそうだ。気象庁の最新予報ではこの週末(15日)にかけては平年よりも高気温である確率が北・東・西日本で80%、沖縄・奄美で70%。梅雨明けを経て夏本番の様相が強まっていく。暑い時期にはスタミナ確保などのために辛味メニューの注目度が高まる。

●吉野家が冷凍の牛丼の具で外食チェーン初トクホ

吉野家ホールディングス傘下の吉野家はトクホ(特定保健用食品)となる、牛丼の具の冷凍商品〈トク牛サラシアプレミアム〉を開発し、このほど「吉野家」の公式通信販売サイトやイオンのスーパー「イオン」「イオンスタイル」で発売した。公式通販サイトでは8袋税込4860円などとして販売している。外食チェーンがトクホを商品化する例は初。健康を意識する消費者に向けた「食生活の改善に役立つ牛丼」の商品開発が進展している。