6月1日付の外食日報は

●力の源HDが「一風堂」の低投資・早期回収モデルを積極出店

力の源ホールディングスは今期、豚骨ラーメン店「一風堂」の国内出店を積極化する。需要の回復が見込めるアフターコロナも見据えて、再び店舗数の拡大に取り組むもの。併せて、店舗のリロケート(移転)を含む不採算店舗の戦略的閉店なども進めて収益体質の強化を図る。

●コメダHDが東南アジア市場攻略を加速

コメダホールディングス(HD)が海外事業を加速する。フルサービス型カフェチェーン「コメダ珈琲店」を東南アジア市場中心に出店しているもので、このほど、香港市場進出に向けてイオンの現地法人である永旺(香港)百貨有限公司(イオンストアーズ香港)とエリアフランチャイズ契約を締結した。新型コロナウイルスの感染に影響を受けてきた事業環境が改善しつつあるタイミングを捉えて改めて新市場開拓に力を入れる。

●大庄がつくね酒場「手ごね屋」を多店舗化

大庄は6月中旬につくね酒場「手ごね屋」の2号店を東京・自由が丘にオープンする。居酒屋「やるき茶屋」からの業態転換による出店となる。昨年6月に同・渋谷に1号店を立ち上げてから約1年。コロナ下における消費者ニーズや生活様式の変化を捉えた業態の開発・育成を進めているなか、有望業態として多店舗化に入る。