4月15日付の外食日報は

●吉野家ホールディングスは再拡大うかがう局面に

吉野家ホールディングスは今期(23年2月期)からの新たな中期経営計画をスタートさせた。収益体質強化を経て新たに「進化と再生」を掲げ、主力の牛丼チェーン「吉野家」における進化やうどんチェーン「はなまるうどん」の再生、海外事業や外販事業の強化に力を注ぐ。M&A(企業の合併・買収)機会も捉え、今後3年間で業績再拡大ステージ入りへの道筋を作る構えだ。

●ミールWが「マンゴツリーカフェ」ロードサイドで拡大へ

アークランドサービスホールディングス傘下のミールワークスは、タイ料理店「マンゴツリーカフェ」のロードサイド店舗拡大を見据えた取り組みを進める。29日には、ロードサイド型店舗の3号店「浦和芝原」(埼玉・東浦和)をオープンする。これに先立ち25日からは、既存のロードサイド型2店舗(埼玉県の「さいたま西大宮」・千葉県の「松戸古ヶ崎」)で、「浦和芝原」でも採用する新たなロードサイド型店舗限定のグランドメニューを導入する。よりロードサイド立地のニーズに合わせた店舗として、今後の店舗数拡大を視野に展開していく狙いだ。

●ダイナックが「ワイン倶楽部」を大阪に初出店

ダイナックは15日、東京の有楽町や八重洲、池袋などに展開するワインバル業態「ワイン倶楽部」の大阪初出店となる「梅田ワイン倶楽部」(大阪・梅田)をオープンする。洋風もつ煮込みを売りとしたイタリア大衆ワイン酒場「トリッペリア モツーダ」からの業態転換による出店。店舗の物件や商圏などに鑑み、「トリッペリア モツーダ」で最後の1店舗となっていた店舗を「ワイン倶楽部」に転換した。