4月4日付の外食日報は

●新市場区分スタートで上場外食企業の動向に関心

4日から東京証券取引所(東証)の新市場区分がスタートする。これまでの最上位だった東証1部(市場第一部)の企業であっても、新区分下の最上位「プライム市場」での上場を維持するにはより業績成長性を高めることなどで投資家の支持を得ることが必要といった、一層選別される環境に入る。上場外食企業もその質がより見定められることになり、各社の動向への関心が高まる。

●一家HDが本格和食酒場の「にのや」で1年ぶり新店

一家ホールディングスは、子会社の一家ダイニングプロジェクトが手掛ける「にのや」ブランドの和食居酒屋業態に改めて力を入れる。8日にはブランド3店舗目となる「寿司トおでんにのや 船橋店」(千葉・船橋)をオープンする。「まん延防止等重点措置」が解除されて酒類を提供する外食店にとって事業環境が好転しつつあるタイミングを捉え、同ブランドとして1年ぶりに新店を出す。

●松屋Fがとんかつ業態で夜限定ボリューム企画復活

松屋フーズホールディングス傘下の松屋フーズは6日から、とんかつ業態「松のや」および「松乃家」で15時から5時までの夜時間帯限定のメニュー企画を始める。昨年1月下旬から数カ月間実施した、ボリュームメニューをリーズナブルに提供する「夜かつ」シリーズについてラインナップを強化して再び実施する。