3月31日付の外食日報は

●バルニバービは地方創生事業の育成に注力

バルニバービは、食を基点に総合的なエリア開発を手掛けている地方創生の事業の育成に力を入れる。今期(22年7月期)は兵庫・淡路島での開発を進めているほか、来期以降の当地以外での開発にも道筋をつけている。既存のレストラン事業と収益面で双璧にすることが目標。中長期での企業成長に向けた基盤作りが進んでいる。

●くら寿司がスカイツリー近くに新たなグローバル旗艦店

回転寿司「くら寿司」運営のくら寿司は31日、東京・押上に「くら寿司 スカイツリー押上駅前店」をオープンする。「くら寿司」を象徴する「グローバル旗艦店」として、東京の浅草や原宿、大阪・道頓堀に次ぐ4店舗目。売上のメインであり、「まん延防止等重点措置」の解除による需要の高まりが期待できる店内飲食の獲得を強化するため、最新のエンターテイメント要素を持たせた大型店舗となる。

●2月既存店売上は「まん防」下でまちまちの様相

上場外食企業の22年2月度既存店売上高がまとまった(集計対象56社・業態、関連表は8面に掲載)。新型コロナの影響を踏まえて数値開示を休止中の企業を除く54社のうち、前年実績を上回ったのはおよそ半数の28社。ここ2カ月は9割以上が上回る推移だったが、「コロナ禍3年目」入りの当月はまちまち。高まっていた回復感が後退した。