3月17日付の外食日報は

●「プラスチック新法」施行で試されるCSR意識

海洋汚染の原因となるプラスチックごみを出さないよう、プラスチック製品の排出抑制や再生利用などを事業者に促す「プラスチック新法(プラスチック資源循環促進法)」が4月1日に施行される。無償提供するフォークやスプーンなどカトラリーも対象だけに外食の責任は重く、大手で積極的な取り組みが進む。環境や社会、経済のバランスを取り持続可能な世の中をつくるサステナビリティの概念も含めてCSR(企業の社会的責任)意識が試され、取り組みが加速しそうだが、消費者の利便性への影響も指摘され、成り行きが注目される。

●一家Dが「韓国屋台ハンサム」3号店、神奈川は初

飲食店の運営やブライダル事業を手掛ける一家ホールディングス子会社の一家ダイニングプロジェクトは、韓国料理業態「韓国屋台ハンサム」を育成している。22日には、同ブランドで3号店の「韓国屋台ハンサム 藤沢店」(神奈川・藤沢/22.94坪・47席)をオープンする。「屋台屋 博多劇場」や「大衆ジンギスカン酒場ラムちゃん」などを展開する中、飲食事業の新たな柱の業態にするべく育成を進める

●海苔の大森屋が飲食事業に参入

大阪に本社を置く海苔メーカーの大森屋(稲野達郎社長)は4月15日、京都・寺町に海苔を選べるおむすびが売りのおむすび店「のり結び」をオープンして飲食事業に参入する。「おむすびを通して、おいしい海苔を味わう喜び、選ぶ楽しさを次世代にも海外の人にも広く知ってもらいたい」(同社)との考えで開発した。現時点で2店舗目以降の具体的な出店計画はないが、まずは1号店でようすをみて、「店舗を増やしていければ」(同社)とする。