3月15日号の日本外食新聞は

★外食産業を動かす人々

路面と商業施設2ブランドで攻める
《ニューツルマツ》で東京出店目指す

NFI(NEXT FACTORY INOVATION) 代表取締役 中谷 俊文 氏

■3月15日号の主な内容

★トップ記事
居酒屋JAPAN2021 セミナー再録
コロナ禍を逆手にさらなる成長へ──
関西の若手経営者かく戦えり

仁坂吉伸和歌山県知事は2020年8月24日のメッセージで、「過去の自らの経験から何も学ばない人は愚者だ。賢い人は、経験から何かを得て、次はもっとよい事をなすだろう」と述べた。2021年7月6・7の両日、大阪南港ATCホールで開催された第4回「居酒屋JAPAN2021」のセミナーでは、関西で活躍する若手経営者達が、2020~21年の約1年半にコロナ禍という未曾有の出来事に対しどのように知恵を絞って乗り越え、成長したかを語った。彼らの経験を振り返ることで、次に同じようなことが起こった際の参考になるのではないだろうか(本文中で但し書きがない地名はすべて大阪)。

◇◇◇

吉野 コロナ禍になってすでに1年以上が経ち今はウィズコロナ時代ですが、いつ経営の舵を大きく切ったかというのを各社お話してもらえますか。まず加西さんからお願いします。

加西 当社は大阪市内を中心に東京でも運営しており、直営店で営業している11店舗のうち5店舗がミナミや道頓堀だ。一番精神的にダメージが来たのが、旧正月の2月とミナミに休業要請が出た8月だった。

2020年2月、本来なら道頓堀には訪日外国人がたくさん来ている時期。特に旧正月で韓国や中国、台湾の観光客を中心に盛り上がる繁忙期を失った時だった。道頓堀はインバウンドに頼っているわけではないが、売上の比重がかなり訪日外国人で作られていたのは事実だ。

その後も3月は春休みだったが今度は国内の観光客の動きがなくなり、そのまま感染拡大でゴールデンウイーク、夏休み、シルバーウイーク、年末年始という全ての繁忙期を潰された。

8月はミナミの長堀から千日前、堺筋から御堂筋で酒類提供をしている店だけを対象にした休業要請が出て、その時は道頓堀から御堂筋が見渡せるぐらい人がいなかった。あの状況は誰も想像していなかったと思う。

杉本

私は2月に社員旅行へ行っており、本当にまずいと感じたのは3月末ぐらいだった。梅田の阪急百貨店には2、3回催事に出ており、毎回〈肉まん〉が爆売れする。今回も稼ぐぞと出店したものの全くお客さんがいなくて、そこで肌で感じた。前に催事で出た2回との売上比較は9割減だった。

池田 当社は完全に郊外展開型で、豊中の「鼓道」と吹田緑地公園の「鴨と醸し 鼓道」の2店舗だけなので、3月はまだ集客出来ていたが、送別会のキャンセルが大変多かった。だんだんと感染拡大の噂が広まり始め、恐らくさまざまな企業で外食禁止令が出始めていたのかと思う。

ただミナミで不動産業も営んでいるので、ミナミを見て2月末ぐらいから影響が出始めている感じはしていた。それまでは人波をかき分けないと歩けないほど混みあっていたミナミがどんどんガラガラになり、見渡す限り人がいないというのが長く続いた。最悪だったのが8月6日からのミナミエリア限定の、根拠不明の休業要請だった。

とりわけ……

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