3月9日付の外食日報は

●22年12月期決算 増収増益・黒字予想は全体の4割にとどまる

上場外食関連企業による、22年12月期業績予想、および最新の22年6月期予想が出そろった。12月期決算企業では経常利益ベースで増収増益もしくは増収黒字を予想したのは、対象9社(下表参照/国際財務報告基準採用のすかいらーくホールディングス、当期より連結決算のB-R サーティワン アイスクリームを除く)のうち4社となった。

●ペッパーFSがキッチンカー事業でmuuveと業務提携

ステーキ店「いきなり!ステーキ」を展開するペッパーフードサービス(以下「ペッパーFS」)は、キッチンカー事業の活性化を図る。このほど、ITも活用したキッチンカーの企画・運営を手掛けるmuuve(東京・田端、岸野哲也代表)と業務提携契約を締結。muuveが「いきなり!ステーキ」ブランドのキッチンカーを実店舗の未出店エリアに出店し、来店客の購買データなどを収集して今後のキッチンカー事業の展開にも活かす狙いだ。

●久世が中食など「ウィズコロナ業態」向け製品を強化

外食食材卸大手の久世は、顧客ニーズを「高付加価値・簡便効率・健康・高齢化・環境」の5Kと位置付け、22年春夏の業務用商材企画ではウィズコロナ時代の消費者が外食に求める「家庭では味わうことが出来ない楽しさ」を提供できるような、特別感を演出できる製品や人手不足に対応する効率簡便製品を提案する。また動物性食材不使用製品やプラスチック不使用製品など、外食で取り組めるSDGs対策についても追求していく。