3月8日付の外食日報は

●ファミレスで人気のいちごデザートが第2弾シーズンへ

ファミリーレストラン各社で、人気のいちごのデザートの提案に力を入れる動きが続いている。12月から1月にかけてフェアメニューを投入したチェーンが、3月から「第2弾」のメニューを投入するケースも散見。幅広い年代に人気のいちごを使用したデザートは「この時期の定番」(大手ファミリーレストラン運営企業)、「季節のデザート全体でみても特に人気が高い」(同)といった声が多い。食後のデザートやカフェタイム利用、スイーツ自体を目当てに店を訪れる目的来店の利用客獲得にも寄与する商品としてまだまだ注目度が高い。

●12月期決算③ 減収増益・黒字は3社

上場している外食関連企業の21年12月期決算・22年6月期第2四半期決算がまとまった。21年12月期の対象10社中、経常利益ベースで増収増益・増収黒字の5社以外では、減収増益1社、減収黒字2社、減収赤字1社。ほかに増収赤字が1社(本紙4日付参照)だった。結果としてほとんどの企業が増益または黒字だったが、これには新型コロナウイルスの影響が反映された面がある。

●玉寿司が「柳橋きたろう」初の商業施設内店舗

「築地玉寿司」(24店舗)などの江戸前寿司店を展開する玉寿司がこのほど、育成中の寿司店「柳橋きたろう」の3号店を愛知・名古屋の百貨店「松坂屋名古屋店」内にオープンした。自社寿司店の31店舗目。これまでは名古屋にある民間市場であり伊勢湾や三河湾などで水揚げされた近海もののネタが集まる柳橋中央市場の場外・場内で運営してきたが、ブランドのさらなる訴求へ市場を飛び出す形で初の商業施設内店舗を立ち上げた。