3月3日付の外食日報は

●大手寿司チェーンでラーメン専門店とのコラボ相次ぐ

大手回転寿司や寿司チェーンで、ラーメン専門店や個人・中小系の人気ラーメン店などとのコラボレーションメニューを販売する動きが広がっている。ラーメンは大手回転寿司のサイドメニューとして人気が高く、以前から本格志向の商品開発を各社が進めている中、新たにコラボ企画に乗り出すチェーンもある。寿司がメインの回転寿司においてラーメンは、「家族連れなどで来店したグループ客の中に生ものが苦手な人がいた場合の対応もできる」(大手回転寿司チェーン)側面もあり、各社が本格的なラーメンを追求する中で専門店とのコラボも含めた商品提案に力が入っている状況だ。

●オーイズミフーズが最アッパークラスの業態立ち上げ

居酒屋チェーン「くいもの屋 わん」などを手掛けるオーイズミフーズ(神奈川・厚木、大泉賢治社長)が食事業態の開発を積極化している。17日には、小規模な構えで料理とそれに合ったお酒を一品ずつ出していく懐石料理の店「懐石 三田ばさら 別邸」を東京・六本木に立ち上げる。

●SFPHDが「鳥良」ブランド業態を集約化

クリエイト・レストランツ・ホールディングス傘下で海鮮居酒屋「磯丸水産」などを展開するSFPホールディングスが、「鳥良」ブランドで3業態を手掛けてきた鶏料理店をこのほど集約化した。1日付で客単価約3250円の「鳥良」を全て、同4250円のアッパーな「おもてなしとりよし」に業態転換。これにより「おもてなしとりよし」と、カジュアルな同2250円の「鳥良商店」の2業態展開に絞り込んだ。コロナ禍による環境の変化に対応する動きとなる。