2月15日号の日本外食新聞は

★外食産業を動かす人々

「近江ちゃんぽん」一点張りから変化
愉しみながら世の中に新しい波紋を

ドリームフーズ 代表取締役社長 山本 英柱 氏

■2月15日号の主な内容

★トップ記事
生鮮品やタイ食材の流通が大きく変わる!?
カオカオカオがIZUMIYA西東京と実験開始
飲食店起点の新時代物流に迫る!!

《タイ屋台999(カオカオカオ)》はタイの屋台、屋台のある街を細部にまでこだわって再現したシズル感溢れる店舗デザインだ。

東京を中心に「タイ屋台999(カオカオカオ)」を展開するカオカオカオ(東京・中野、新井勇佑社長)が食材卸のIZUMIYA西東京と組んで、流通革命とも言える新たな商・物流の流れを構築。その実証実験がいよいよ4月から始まる。このスキームが本格的に動き出せば、従来の川上(生産者)から川下(飲食店)までの垂直型の物流・商流のカタチを根本から変える、これまでにない「飲食店起点」の画期的な仕組みとなる。カオカオカオは、タイ食材の流通をどう変えようとしているのか、どこがどう画期的なのか、その詳細を解説する。

◇◇◇

カオカオカオがまず最初に着目したのは、自ら経営するタイ料理店が抱える「課題」の解決だ。日本のタイ料理店では、新鮮なタイ野菜を確保するのが難しいという現状がある。生産者が極めて少ないこと、そして、それを扱う青果卸がほぼないことがその要因だ。

つまり、タイ野菜を含む日配物流業者(毎日配送してくれる卸)が存在せず、複数の発注先に一度にまとめて数日分の食材を発注する必要があることから、多くの問題が発生していたのだった。カオカオカオ代表の新井勇佑さんが指摘する。

「まず、食材によって取引先が異なり、発注業務が煩雑になる。そして、一度に数日分の食材を大量に発注しなければならないため、大きなストックスペース(在庫保管)が必要となる。必然的に新鮮な食材を使った料理をお客さんに提供できないばかりか、過剰発注による食材ロスの発生や過少発注による商品の欠品などが生じてしまう。また、タイ料理食材は手に入りづらいため、発注忘れが起きた場合、営業にかなりの影響が出てしまう」

こうした問題点を抱えながら、どのタイ料理店もやりくりせざるを得ない状況が続いているわけだ。

野菜に関しては、例えば農家と契約して生産委託して貰うという方法も考えられるが、一社で生産するといっても、使う量は知れている。ましてやパクチーなどの葉物野菜は単価から見ると、物流費に負けしてまう。産直で少量を毎日確保しようとしたら、物流費がかさみ、価格がかなり跳ね上がってしまうのが現状だ。パクチーだけならまだしも、他にもタイ料理に必要な野菜は山ほどある。

実は農家と飲食店の間には、歴史的な不信感が根底にある。というのも、……

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