1月21日付の外食日報は

●再びの店内営業受難で「冷食」に改めて脚光

新型コロナ対策の「まん延防止等重点措置」の適用が16都県に拡がり、対象地域で時短営業が求められることになるなど、外食需要の先行き不透明感が強まってきた。店内だけに頼れないとテイクアウトやデリバリーの取り組みも引き続き並行されるなか、冷凍食品の企画・販売にも熱が入ってきている。レストランの本格的な味わいをそのままという品質で差別化。相次ぐ新商品投入が需要を盛り上げる。

●まん福HD、初の外食店M&A実施

食関連企業をM&A(企業の合併・買収)で傘下に収めて経営参加することで再生させる「食に特化した事業承継プラットフォーム事業」を手掛けるまん福ホールディングス(東京・渋谷、加藤智治社長)はこのほど、一部イートインスペース設置店もある唐揚げ専門店「おぐらの唐揚」を展開する小倉ドルフィン(熊本・熊本)の事業承継を実施した。

●八重洲地下街がカレー店集結の新ゾーン開設

八重洲地下街は2月2日、運営する東京・八重洲の「八重洲地下街」(ヤエチカ)に、カレー業態4店舗がそろう新たなゾーン「TOKYO CURRY QUARTET(トウキョウ カレー カルテット)」をオープンする。東京駅八重洲地区では高層複合ビルの竣工やバスターミナルの新設が予定されるなど再開発が進んでおり、同社では同地区のハブ機能を持つ地下街として「ヤエチカ」のリニューアルを推進。昨年は回転寿司「スシロー」に初めてテイクアウト店「スシロー To Go」を併設した「スシロー八重洲地下街店」がオープンするなど、これまでにも話題性ある店舗が出店している。