12月28日付の外食日報は

●2021年の主な出来事

2021年の外食業界は、20年に続き新型コロナウイルス感染症の影響を大きく受けた1年となった。政府による緊急事態宣言が年明け早々の1月8日に東京など1都3県に発令され、4月25日から東京など4都府県に出された緊急事態宣言下では酒類およびカラオケを提供する飲食店に休業が要請されるという、強い営業制限の措置がとられた。この実質的な「酒類提供禁止」が飲食店に与えた影響は大きく…

●居酒屋が夜の飲み需要に依存しない形追求

2021年は緊急事態宣言延長や「まん延防止等重点措置」対象地域拡大などで飲食店は長い期間、夜の時短営業を求められた。居酒屋にとって昨年以上に厳しい措置となったのが、酒類提供停止。持ち味が出せないため酒類提供なしの時短営業はせず臨時休業を選ぶ企業も多かった。

●大手が好調なハンバーガー市場への熱視線続く

20年に続き、21年もハンバーガー市場が活況だった。「マクドナルド」など大手の業績が好調だったほか、ハンバーガーやチキンバーガーの新規参入ブランドによる出店、店舗の拡大もみられた。大手では…