12月24日付の外食日報は

●ヴィアHDは「脱・旧居酒屋」などの抜本施策に力

ヴィア・ホールディングスは今期(22年3月期)の下期から、事業再生の第2フェーズとして「短期での黒字化」への取り組みを推進する。既存事業の回復に向けて旧来の居酒屋からの脱却を図る二毛作業態とダブルネーム店舗の展開に力を入れるほか、最終フェーズへの種まきも進めることで、収益基盤を強化する。

●「Italian Kitchen VANSAN」が積極出店継続

ダイニングイノベーショングループのVANSAN(東京・乃木坂、相原希代表)は、「Italian Kitchen VANSAN」の出店を加速している。22日には、栃木県初出店の「小山店」(栃木・小山)をオープンした。ランチを中心にコロナ前の売上水準に「ほぼ戻っている」(同社)など回復基調にある中、引き続き積極的な出店を進める方針だ。

●11月既存店売上 居酒屋の前年実績超えもみられ回復感顕著

上場外食企業の21年11月度既存店売上高がまとまった(集計対象56社・関連表は9面に掲載)。前年比プラスだった企業(業態)は前月が全体の約34%にあたる19社だったのに対し、当月は約55%を占める31社まで増加。減収企業でも減収幅が1割前後のところが多く、復調の動きがさらに進んだ。