12月17日付の外食日報は

●カフェのテレワークスペース提供がじわり拡大

カフェチェーンでテレワーク需要などに対応するワークスペースの提供がじわりと広がっている。コロナ環境下で消費者の生活や勤務スタイルが変化する中、昨年から大手チェーンなどが導入を始めたもの。大規模な動きではないが、多様化する消費者ニーズに対応する一環として、需要のある店舗を見極めて導入するケースが目立つ。

●くら寿司が連続の過去最高売上更新へ店舗力強化

くら寿司は今期(22年10月期)、前期に続いての過去最高売上更新を目指す。回転寿司の「くら寿司」で国内では過去最高の店舗当たり売上を追求し、感染症対策が求められる「新しい生活様式」への対応強化などを推進して「店舗力」を上げる。海外ではアフターコロナで盛り上がる需要を最大限に取り込むため出店を強める。

●多彩な形で盛り上がりみせるコラボの動き

全体需要が持ち直しに向かう外食業界でコラボレーションが賑わっている。著名人やアニメと組むなど定番的な形だけでなく、グループ内協業や、同業と組むなど花盛りだ。コラボは互いの支持層にアプローチすることで、新規顧客層を獲得できるというシナジーが見込める販売促進活動。効果的に売上回復をけん引するか、動向が注目される。