12月16日付の外食日報は

●「リベンジ消費」期待で高級路線に注目場面

年末年始商戦をにらみ、外食で高級路線への取り組みが目立つ。高級ゾーンの新業態投入では手応えがみられ、メニューでは高級食材の企画が散見される。高級路線台頭は年末年始に恒例の風景だが、昨年のこの時期は大都市で次々と飲食店に営業時間短縮要請が出され、年明けに緊急事態宣言が発令。逆風が強かった。感染者数が落ち着き、時短営業などの規制が解除されている今年度は、ため込まれた「年末年始のちょっとした贅沢」を求めるエネルギーが爆発する「リベンジ消費」も期待され、高級路線に成果が大きそうだ。

●SANKO MFが水産事業確立へ初の漁船取得

居酒屋「金の蔵」や「焼肉万里」などを展開するSANKO MARKETING FOODSは、漁業活性化と相互の事業発展を目的とした取り組みを進めている。このほど、同社が加入している沼津我入道漁業協同組合(以下「我入道漁協」)の組合員から、漁業研修船兼自社運用船として漁船「辨天丸(べんてんまる)」を譲り受けた。自社漁船として漁に出るほか、各地で後継者不足などの課題が指摘される漁師の育成にもつなげる狙いだ。

●エムピーキッチンが「三田製麺所」で初の鍋もの

エムピーキッチンは16日から「つけ麺専門店 三田製麺所」で初の鍋物メニューとなる〈三田流 もつ鍋御膳〉1380円(税込・以下同)を、東京都内の3店舗(五反田店・蒲田東口店・水道橋店)で発売する。各店15時からの数量限定メニューとして、来年2月末まで販売する予定。