12月15日付の外食日報は

●「福袋」好調で増産商品まで完売の企業も

外食チェーンで年末年始に向けた福袋商品の提案が活発だ。店舗で使えるメニュー引換券やオリジナルグッズなどをセットにし、通常よりも割安でお得感を打ち出した商品として手がける企業が多い。店舗への集客やブランド認知向上といったプラス効果が見込めるほか、新年に向けた楽しさを提供する商品として固定のファンもついていることなどから、毎年恒例で福袋商品を販売するチェーンも目立つ。

●江戸一が「廻転レーン焼肉いっとう」の多店舗化開始

焼肉中心のバイキングレストラン「すたみな太郎」「すたみな太郎NEXT」を展開する江戸一(東京・西綾瀬、都村毅社長)は、育成中の焼肉新業態「廻転レーン焼肉いっとう」の多店舗化に入る。「回転寿司の焼肉版」を打ち出して昨年7月に埼玉・上尾に立ち上げていた業態で、17日に2号店を茨城・水戸にオープンする。

●FTG Companyが「焼肉割烹」スタイルを新提案

焼肉店の「大阪焼肉・ホルモン ふたご」や「肉割烹 ふたご」、サラダボウル店「GREEN BROTHERS」など89店舗を国内外で展開するFTG Company(東京・目黒、李純哲社長)は15日、東京・麻布十番に新業態「焼肉割烹 双」を開業する。従来型の焼肉店でも肉尽くしの肉割烹でもない「焼肉割烹」を提案。状況をみて多店舗化を検討する方針だ。