12月15日号の日本外食新聞は

★外食産業を動かす人々

全ジャンルの料理をおいしくする
食を通じ「より多くの人」を幸せに

sio 代表取締役社長/CEO 鳥羽 周作 氏

■12月15日号の主な内容

★トップ記事

ロット(埼玉)とsio(東京)が手を組んだ!!
「補い合う」協業が生む新たな試み

事業提携・協業の1号店となった埼玉・北戸田の《町の洋食 パーラーオオハシ》。ワイン業態《マルニーナ》からの業態転換

コロナ禍を経て世間の、そして飲食店経営者の価値観も大きく変わった。その一つが企業をまたがるシェアや協業の加速だ。埼玉・戸田を中心に居酒屋などを20店舗以上ドミナント展開するロット(山﨑将志社長)と、東京・代々木上原にあるミシュラン一つ星レストラン「sio(シオ)」をはじめ6店舗運営するsio(鳥羽周作社長)は、2021年8月22日、埼玉・北戸田に、両社のコラボによる洋食店「町の洋食 パーラーオオハシ」をオープンした。しかも、ただのコラボとは訳が違う。居酒屋と星付きレストランという、通常ならば接点のない者同士の協業。その裏には一体、どんな新しい試みが隠れているのか──。

◇◇◇

ロットの会長である田子英城さんとsioのシェフで社長の鳥羽周作さんは、ともに埼玉県戸田市の出身で戸田に在住している。同じ年齢ということもあって、共通の仲間は結構いたが直接知り合ったのは4年ほど前だった。共通の友人を介して知り合った2人は、「戸田のために恩返ししたい。何か盛り上がるようなことを2人でやろう」とすぐに意気投合した。

料理人である鳥羽さんはメニュー開発やプロデュース、それからYouTubeをはじめSNSを活用した発信・ブランディングを得意とする。コロナ禍に博報堂ケトルをクリエイティブパートナーに迎え、プランニング、映像などをすべて自分達で手掛ける会社として「シズる」を2021年4月26日に設立。この頃からロットとともに街づくりを行っていく想いを抱いていたと鳥羽シェフは言う。新会社設立後の6月上旬に始めたYouTubeで……

左からロット会長の田子英城さん、中央がsio社長の鳥羽周作さん、右がロット社長の山﨑将志さん

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