12月9日付の外食日報は

●くら寿司は消費価値や行動の変化への適応により成長目指す

回転寿司「くら寿司」を展開するくら寿司は今期(22年10月期)、利用客にとっての消費価値や生活行動の変化への適応などを進め、事業の持続的成長を目指す。今期の取り組み、挑戦へのコンセプトを「スシテナブル」として、「安くて美味しいお寿司を永続的に提供することによる、サステナブルな経営を目指す『ウィズコロナ』『アフターコロナ』を見据えた戦略」(田中信副社長)を推進する構えだ。

●ワタミが寿司店に参入、焼肉と並ぶ外食事業の柱に

ワタミは9日、初の寿司業態となる「すしの和」を居酒屋「ミライザカ」からの業態転換で東京・錦糸町に立ち上げる。来期(23年3月期)以降多店舗化を進め、2年間で30店舗、5年間で100店舗規模を目指す。同社はウィズコロナ対応として昨年春以降、焼肉事業を新たな主力として居酒屋を順次「焼肉の和民」に転換してきた。居酒屋需要が依然振るわないなか、280店舗を残す既存居酒屋も業態転換することを決定。スムーズに進めるための新たな選択肢として焼肉同様に消費が強い寿司に着目した。

●イートアンドIが映える1人鍋専門店を渋谷に

イートアンドホールディングス傘下で「SAPPORO餃子製造所」などを展開するイートアンドインターナショナルは10日、東京・渋谷に一人鍋専門店「北海道めんこい鍋 くまちゃん温泉 渋谷宮益坂店」をオープンする。今年3月に北海道・札幌すすきのにオープンした1号店に続く2店目となる。