12月1日付の外食日報は

●年末に向け「年越しそば」など関連商品の提案賑わう

年末に向けて、うどん・そばなどの外食チェーンで「年越しそば」など関連商品の予約受付を始める動きが広がっている。例年の定番として大きな成果を得ているチェーンから、今年新たな商品展開に乗り出す企業まで、年末の大きな需要期に向けた商品提案を進める動きだ。コロナ環境下の長期化によって「テイクアウトは食生活の一つとして定着しているのではないか」(麺類チェーン)との声もある中、持ち帰り用のそばや店内飲食メニュー、EC(インターネット通信販売)商品まで各社各様の施策で消費者ニーズへの対応に力を入れている。

●野村不動産が東京・亀戸に大規模商業施設を

野村不動産は来年4月末、東京・亀戸のJR亀戸駅前立地に、商業施設「KAMEIDO CLOCK(カメイドクロック)」を開業する。同地でかねてから進めてきた商業・住宅複合開発プロジェクトについて、このほど出店時期を含めた商業施設部分の概要が固まったもの。

●「赤から」は夜の店内飲食に依存しない業態へ

名古屋メシ業態「赤から」を225店舗(10月末時点)展開する甲羅(愛知・豊橋、鈴木雅貴社長)は、同業態で夜の店内飲食に依存しない体質作りを推進している。二毛作での昼需要取り込みに加え、このほどデリバリーを始めるなど店外飲食需要獲得に向けた販売チャネル拡大も進めている。コロナ禍が落ち着きをみせるなかで夜の時短営業も解除されるなど店内営業の環境が通常に戻りつつあるが、コロナ再拡大のリスクも完全には拭えないなか、「コロナに左右されないブランドにする必要がある」(同社)として取り組みに力を注ぐ。