11月30日付の外食日報は

●王将FSは店外需要対応などwithコロナ施策継続

「餃子の王将」の王将フードサービスは、withコロナ対策としての店外飲食(テイクアウト・デリバリー)対応を引き続き強化する。今期(22年3月期)は対応が奏効してイートイン売上をカバーし、想定以上の利益確保につなげていた。下期に入り時短営業要請は全面解除となったが、コロナの感染拡大はまだ完全に落ち着いてはいないとの認識の下、withコロナ対策を進める。併せて店内飲食需要が戻っていくなかでは、最重点と位置付ける人材育成をはじめ、デジタル化にも引き続き注力する。

●TBI JAPANが若い年代意識した新業態の韓国酒場

ラム肉と牛タンの店「めり乃」や天ぷらの「上ル商店」などを展開するTBI JAPAN(東京・新宿、後藤浩之社長)は12月1日、東京・新橋に新業態の韓国酒場「浜韓ポチャ 新橋店」をオープンする。コロナ環境下で海外旅行が難しく、韓国のグルメやドラマ、音楽に対する関心の高まりが見られる中、若い世代などの需要が期待できる韓国料理業態として開発したもの。

●リンガーハットがAI企業と需要予測システム開発

リンガーハットはこのほど、米シリコンバレー本拠のAI(人工知能)ベンチャーであるパロアルトインサイト(石角友愛最高経営責任者)と、需要予測システムの開発を始めた。自動発注アプリと店舗シフト管理アプリのシステムを確立し、コロナ禍で変化した消費者需要を予測してきめ細かく対応できる仕組みを整えるとともに、飲食業界の課題である人手不足や食品ロスの解決にもつなげることを目指す。