11月24日付の外食日報は

●安楽亭は環境回復も引き続きwithコロナ対応徹底

安楽亭は今期(22年3月期)の下期、コロナ禍が落ち着きをみせて通常営業可能な状況となるなど環境が回復してきたが「引き続き予断を許さない」(柳先社長)とし、夜の売上回復施策を進めるとともに、テイクアウトやデリバリーの取り組みや、再び時短が要請された場合にニーズが高まる朝・昼時間帯でのメニュー施策などを続ける。

●10月の既存店売上高は全体の3割が増収に

上場外食企業の21年10月既存店売上高がまとまった(集計対象56社・関連表は8面に掲載)。前年同月実績を上回った企業・業態は19社と全体の約34%。テイクアウト向きのブランドが多いファストフード(FF)以外でも増収が散見され、減収だった企業でも多くが減収幅を1割程度にとどまらせるなど、全般に復調感が強まった。

●卓上に「樽詰めスパークリングワイン」のサーバー設置

GYRO HOLDINGS傘下のパートナーズダイニングはこのほど、ワインのセルフ飲み放題が売りの「ESOLA(エソラ)新宿」(東京・新宿)で、卓上に設置した「樽詰めスパークリングワイン」のサーバーから利用客自身が注いで楽しむサービスの提供を始めた。卓上のサーバーから直接利用客が注いで楽しむ形のサービスは同社初。新たなサービスとして、飲み放題の付加価値を高める狙いだ。