11月17日付の外食日報は

●トリドールHDは海外4000店舗に照準

トリドールホールディングスはこのほど、2028年3月期を最終年度に高成長を目指す新たな中長期計画を打ち出した。これまでは「丸亀製麺」を軸にした国内事業が収益成長をけん引したが、「成長のステージを世界に変えて果敢にトライしたい」(粟田貴也社長)とし、海外4000店舗を目標にするとともにそこを通過点にする考えを示した。これまではコロナ禍も影響してペースが鈍化した場面もあったが、M&A(企業の合併・買収)も含めて改めて展開を加速する。

●日本マクドナルドHDはデリバリーなどさらに注力

日本マクドナルドホールディングスは、事業の持続的成長に向けた投資を続ける。今期(21年12月期)は「ピープル(人材の確保・育成)」「メニュー・バリュー」「店舗展開」「デジタル・デリバリー・ドライブスルー」の4つを重点テーマに、「マクドナルド」のサービスや利便性向上に向けた取り組みを推進。第3四半期累計の全店売上高・連結営業利益・同経常利益がいずれも過去最高を更新するなど好調が続く中、来期にもつながるビジネス基盤の強化に取り組む。

●アトムが自社居酒屋ブランドで初の「ひとり鍋」提案

コロワイドグループのアトムは、居酒屋事業の自社ブランドとなる「寧々家」(44店舗)および「暖や」(5店舗)で15日から、今冬の鍋メニュー企画を始めた。今冬は1~2人分程度のボリュームの鍋をラインナップする「ひとり鍋」を提案。「いろはにほへと」などグループの居酒屋も手掛けるなか、自社ブランドで「ひとり鍋」を提案するのは初。定番2種と新作3種をラインナップし、来年2月末まで販売する。