11月15日付の外食日報は

●アトムはコスト最適化と環境変化への対応に傾注

コロワイドグループでステーキチェーン「ステーキ宮」などを展開するアトムは、今期(22年3月期)の上期から進めているコスト最適化とコロナ禍における消費者のライフスタイルの変化への対応などの施策に一層傾注する。上期は減収赤字だったが、下期入りの10月1日以降は緊急事態宣言解除後で迎えており、環境が徐々に改善している。山角豪社長は「厳しい状況が続いてきたが、好調な実績も見え隠れしている」とし、下期での挽回を期す構えだ。

●外食事業はブランドポートフォリオ再構築進める

JFLAホールディングスはこのほど、来期(23年3月期)から3カ年の新たな中期経営計画を策定した。今期は黒字化を果たす計画で動いており、以後は利益の高成長を継続する構え。外食の事業はコロナ禍が響くなかでスリム化させているが、中期では改めてブランドポートフォリオの再構築を進めながら収益化に努める方針だ。

●「ロイヤルホスト」がりんごを軸に冬のデザート企画

ロイヤルグループで外食事業を担うロイヤルフードサービスは、ファミリーレストラン「ロイヤルホスト」で24日から、この時期に旬のりんごを前面に押し出した冬のデザート企画「Baked Apple~紅玉りんご~」を実施する。りんごを軸にしたデザート企画は冬に定番的に手掛けており、昨年も好評を博していた。人気メニューのアレンジ版のほか、4つの新商品をそろえ、リピーターから新規ユーザーまで幅広く訴求する。