11月11日付の外食日報は

●食事業態の今シーズン鍋は「辛旨」提案目立つ

丼や定食主体の食事業態で、今シーズンの鍋関連商品の提案が出そろってきた。目立つのは定番の牛すきやすき焼きとともに、チゲなど辛味のある商品をラインナップする動き。ピリ辛など辛味のある商品は根強い支持があり、寒い季節には体が温まる商品としても注目が高まるもの。外食全体で回復基調にあるイートイン利用とともに、テイクアウトニーズにも対応することで需要の最大化につなげようとするチェーンが多い。

●ワンダーテーブルはデリバリー事業育成に拍車掛かる

ワンダーテーブルがデリバリー事業の育成に拍車を掛けている。専門キッチンを活用したビジネスが好調に推移しており、このほど3ブランド目も立ち上げる運びとなった。外食の店内飲食需要が戻っていく過程では、コロナ禍でデリバリーに参入してきた飲食店がいくつか手を引いて店内飲食に集中する傾向が出てくると想定。「当社は残存者メリットも見越して積極的に手掛けていく」(同社)構えだ。

●「KFC」が「揚げ物×揚げ物」サンドで新作提案

日本KFCホールディングス傘下の日本ケンタッキー・フライド・チキンは「KFC」で、揚げ物と揚げ物を組み合わせたボリューム感のあるサンドイッチの提案に力を入れている。サンドイッチの看板メニューでかつ定番人気の〈チキンフィレサンド〉390円(税込・以下同)から派生した新作を投じているもので、新たに17日からはメンチカツを組み合わせた〈チキンフィレ&メンチカツサンド〉490円を投入する。食べ応えを求める消費者のニーズに応える。