11月2日付の外食日報は

●「食べ放題」スタイルに再活況の機運

コロナ禍が落ち着きをみせているなかで1日には沖縄県が飲食店への時短要請を解除した。全国で時短営業要請が全て解かれ、外食業界が店内売上を本格的に回復させる下地が整った。ここで注目されるのが「食べ放題」だ。テイクアウトやデリバリーなどでは再現できず、店内飲食だからこそ提供できるスタイルだけにこれまで厳しい環境に置かれていたが、今後は再び活況を迎えるシナリオが描ける。この機を捉えて専門業態を立ち上げる動きもあるなど、各社の提案も相次いでいる。

●ダイナミクスが「天空牛」使用の焼肉新業態

居酒屋「鳥二郎」や焼肉業態、お好み焼店「いっきゅうさん」などを中心に97店舗(10月28日時点)を展開するダイナミクス(東京・小伝馬町、守部英喜社長)は1日、赤身肉にこだわった焼肉の新業態「赤身肉専門 個室焼肉 1700(イチナナマルマル)」(以下「1700」)を東京・秋葉原にオープンした。コロナ禍の緊急事態宣言などの影響で開店が延期になっていた店舗をグランドオープンしたもの。

●ヨシックスHDは建装分野の成長投資進む

寿司居酒屋「や台ずし」などをグループで展開するヨシックスホールディングス(HD)が建装事業への成長投資を進めている。このほど、店舗内装の設計施工管理を手掛ける芝産業(神奈川・小田原、太田義信代表)の全株を取得して子会社化した。