10月22日付の外食日報は

●リンガーハットは昼売上獲得やテイクアウト強化推進

リンガーハットは業績回復を急ぐ。今期(22年2月期)の上期は、緊急事態宣言発令に伴う時短営業要請などが想定よりも長引いた影響で、売上、利益ともに期初計画を下回る着地となった。下期は経営環境好転が見込まれるものの、引き続きコロナ禍の影響が一定程度残ると想定されることから、「リンガーハット」のちゃんぽん事業、「濵かつ」のとんかつ事業ともに売上拡充策を強化し、拡大している食品の外販事業底上げなどにも力を入れる。

●飲食業の苦境打破へ「日本飲食業経営審議会」発足

全国の飲食業がコロナ禍で苦境に立たされている状況の打開に向け、国内初の、中小を含めた飲食業の全国規模の業界団体となる日本飲食業経営審議会【Love Eats!!JAPAN】が立ち上がる。発起人は居酒屋甲子園2代目理事長の高橋英樹氏(夢笛代表取締役)で、事務局長も務める。11月11日に大阪市の道頓堀ホテルで設立総会を開催し、翌日の同12日に設立する。このほど公式フェイスブックページを開設するとともに事前に賛同を呼び掛けたところ、一日で130超の団体・企業などが参加した。

●1都3県の時短営業要請解除で外食大手に期待の声

緊急事態宣言の解除後も1都3県(東京・神奈川・埼玉・千葉)で続いてきた飲食店への営業時間短縮の要請が、25日で全面的に解除される見通しだ。20日に3県が解除を決定。東京都も21日夜に決定した。1都3県を主要地盤にする外食大手などは、客数と売上の本格回復へ期待を高めるとともに、受け入れ準備に気を引き締めている。