10月20日付の外食日報は

●コメダHDは商品と人の強化で成長の足場固める

コメダホールディングスは今期(22年2月期)の下期、主力の「コメダ珈琲店」において、既存の人気シリーズ商品の磨き込みや人材育成の強化などに注力する。単純にコロナ禍前の収益規模に戻ることではなく、業態のレベルをより進化させた形に生まれ変わらせることで、業績の回復および再成長路線復帰への足場を固める構えだ。臼井興胤社長は緊急事態宣言解除を経て10月1日以降に時短営業などの外食店への営業規制レベルが緩和されてきたことについて「嬉しい誤算だった。これから商売の本格的な『再起動』を進める」としている。

●ノバレーゼが唐揚げ業態に参入

ブライダル事業のノバレーゼ(東京・銀座、荻野洋基社長)は、唐揚げをメインとする飲食業態に参入した。18日、東京・有明に23種類の唐揚げと、クラフトビールを提供する唐揚げ店「こだわりから揚げの酒処 くらふと」を立ち上げた。同社の創作和食ダイニング「CRAFT(クラフト)」をリニューアルした店舗で、運営はレストラン運営子会社のブロスダイニングが行う。

●三井不動産が来年4月に九州初の「ららぽーと」開業

三井不動産は福岡県福岡市の青果市場跡地で開発中の「三井ショッピングパーク ららぽーと福岡」(以下、「ららぽーと福岡」)について来年4月の開業を決めた。複合商業施設ブランド「ららぽーと」の九州での開業は初。旧青果市場での出店となることから食の魅力発信を重視し、レストラン、カフェ、専門店を幅広くそろえるほか、物販・飲食複合のグローサラントや、大型フードコートも設けて幅広い集客を見込む。