10月19日付の外食日報は

●クリエイトRHDは収益向上への事業基盤強化に注力

クリエイト・レストランツ・ホールディングス(クリエイトRHD)は、アフターコロナを見据えた事業基盤強化に取り組む。力を入れてきた筋肉質な経営体制の維持・強化に取り組むとともに、ブランドポートフォリオ見直しなどを軸とした中長期の成長戦略を推進。コロナ禍で外食産業の経営環境には依然として先行き不透明な部分がある中、引き続き収益確保に向けた基盤整備を進める。

●柿安本店はレストラン事業の抜本改革を加速

柿安本店は今期(22年2月期)、コロナ禍で厳しい事業環境に置かれるレストラン事業の抜本改革を加速中だ。不採算店の整理については「今期でめどをつけるという強い気持ちで臨んでいる」(赤塚保正社長)として、当初想定以上に進めている。業態によっては利用客、売上の戻りが進んでいるポジティブな面も出てきているなか、下期は来期(23年2月期)での事業営業損益黒字化に向けて体質強化に注力する。

●すかいらーくが配膳ロボット本格導入

すかいらーくホールディングスは、店舗で料理の配膳などを行うロボットを本格導入する。テスト導入店舗で好評で、従業員の作業負担軽減にもつながっていることから導入拡大を決めた。22年4月までに「ガスト」「しゃぶ葉」を中心に、ねこ型ディスプレイが特徴の配膳ロボット「BellaBot(ベラボット)」を約1000店舗で導入する。同年末までには「バーミヤン」や「ステーキガスト」なども対象にさらに約1000店舗で導入し、合計約2000店舗に導入する見通しだ。