10月1日付の外食日報は

●「外食解禁ステージ」彩るボリュームメニュー

レストランやファストフード、カフェなどの大手チェーンで、ボリューム感を訴求する商品企画が目立ってきた。この時期に恒例のメニューを投じるだけでなく完全新作も用意し、食欲の秋ならではのニーズに応える。前月末で緊急事態宣言と「まん延防止等重点措置」が全面解除され、消費者が外食に改めて目を向けやすいこの「外食解禁ステージ」に入ったタイミングだけに、売上・客数回復をけん引するか動向に注目だ。

●WDIが「渋スパ」開店、駅ナカなどへの展開視野

WDIは10月1日、東京・下北沢に新業態のスパゲティ専門店「1978年渋谷で生まれたスパゲティ」(以下「渋スパ」)の1号店をオープンした。1978年に東京・渋谷で誕生したカジュアルイタリアン「カプリチョーザ」からのスピンオフ業態として立ち上げたブランド。「カプリチョーザ」の人気ナンバーワンメニューである〈トマトとニンニクのスパゲティ〉を同店ならではの〈渋スパ1978〉と新たな名称にして提供し、若い世代など新たな「カプリチョーザ」ファン獲得につなげる狙い。

●居酒屋などアルコール業態で「営業再開」加速

政府の緊急事態宣言解除を受けて、10月1日から居酒屋などのアルコール業態で営業再開の動きが一気に加速している。今回の宣言解除に伴い、政府方針で酒類提供が可能となったことを受けてのもの。宣言解除後の各自治体による具体的な要請内容や酒類提供が可能となる条件などを確認しながら、久しぶりの酒類提供を伴う営業で利用客を迎えようとする動きが広がっている。