9月28日付の外食日報は

●ハロウィン需要獲得へ外食各社が「新提案」

今年も外食各社で10月31日のハロウィン向け企画の提案がにぎわってきた。例年9月や10月から手がける動きが多い中、今年は10月31日が日曜日であるため、ファミリー層を主要顧客とするチェーンからはテイクアウト利用も含めて「需要が期待できる」との声も聞かれる。クリスマスやバレンタインデーのように季節イベントとしての認知も高まってきたハロウィン企画の実施により、コロナ禍での消費者ニーズの取り込みに加え、コロナ禍が落ち着いた後のイートイン利用につながる効果を期待する企業もある。

●ワタミが「焼肉の和民」で平日ランチ需要深掘り

ワタミは「焼肉の和民」でランチタイムの需要を深掘りする。このほど、王子店(東京・王子)と三ツ境南口店(神奈川・横浜)のみで販売していたランチタイムの定食メニューについて、改めて「焼肉定食」としてバリエーションを拡大。

●アトムが創業の地の産業振興を支援へ

コロワイドグループのアトムはこのほど地方創生の取り組みの一環として、福井県と産業振興に関する連携協定を結んだ。同社は現在神奈川・横浜に本社を置くが、福井県で立ち上がった企業。創業の地における産業人材の育成や、地域産業の活性化などに関連する取り組みを実施していくものとして初めて連携協定の締結に至った。既に関連の動きを進めており、年内にも具体的な取り組みが相次ぐ見通しにある。