9月17日付の外食日報は

●飲食店運営企業で「フードロス削減」の取り組み拡大

SDGs(持続可能な開発目標)への社会的関心が高まる中、外食企業などのレストラン運営会社でもより具体的な取り組みが目立ってきた。顕著なのはフードロス(食品ロス)削減に向けた施策だ。食に携わる企業には常についてまわる社会課題の一つであるだけに、新たな取り組みに乗り出す事例も多い。

●「幸楽苑」がから揚げ業態とのハイブリッド型新業態

幸楽苑ホールディングスは17日、主力のラーメン店「幸楽苑」に、育成中のからあげテイクアウト店「幸楽苑のからあげ家」を組み合わせた新業態「幸楽苑 since1954+幸楽苑のからあげ家」を立ち上げる。地元福島県の「イオンモールいわき」(福島・いわき)と神奈川県の「小田原ダイナシティウエスト」(神奈川・小田原)の2商業施設で同日に出店。アフターコロナもにらんで開発しており、「本格的な多店舗展開の成功可能性を検証する」(同社)という。

●ファーストKは独自の「マリトッツォ」が好調で拡大へ

ファーストキッチンは「ファーストキッチン」で、イタリア発のトレンドスイーツ「マリトッツォ」関連商品の販売拡大に乗り出した。一部店舗でのテスト販売が好調で、かねてから視野にあった全国販売に踏み切ったもの。