9月15日付の外食日報は

●注目高まる「テイクアウト専門バーガー店」

外食企業がイートイン席を持たないテイクアウト型のハンバーガー業態に参入する事例が増えている。テイクアウト需要の取り込みも狙えるハンバーガー業態自体の注目がコロナ禍で高まっている中、今後の店舗数拡大も見据えた新業態立ち上げの動きだ。「マクドナルド」などの好調な大手ハンバーガーチェーンでデリバリーを含むテイクアウト需要の高まりが見られる中、既存チェーンによる新ブランド立ち上げの動きも出てきた。

●「食欲の秋」は刺激的な麺メニューに存在感

麺チェーンで、辛味を前面に押し出したものなど刺激的なメニューのラインナップが存在感を示している。気温の低い日が増え、秋らしさも出て「食欲の秋」本番というこの時期に食欲をかきたてる趣向で、恒例の商品や完全新作などが競演。ニーズを捉えた切り口で集客、売上拡大につなげようと、企画に熱が入っている。

●物語コーポが焼肉業態で大豆の代替肉試す

物語コーポレーションは牛肉の代わりに大豆を使用した次世代肉「ベジ焼肉」を開発し、焼肉業態「焼肉きんぐ」「熟成焼肉 肉源」の一部店舗でテストメニューとして販売を始めた。コロナ禍で人々の健康意識が高まり、生活習慣病予防などの意識から健康的な食生活のニーズが高まっていることに対応するもの。